■講演抄録
昔の友達や初対面の人が私の職業を聞くと、決まって「いいねー。手に職があって。」と返してきます。手に職とは特技があるということです。特技を職業にするということは結構勇気のいる決断が必要です。今の時代、PCが普及し文字を書くことを楽しむ人が減ってきました。学校での授業時間も減り、筆で字を書く機会が減っています。だからと言って、日本、中国等独自の文化である書道がなくなることはありません。日本文化の継承の一助になっているかなーと思いながら、日々仕事をしています。多くの子供たちや生徒に書を教えてきた今になってようやく天職なのかなーと思い始めています。
特技を仕事にするためにはどうしたらいいのか、何が必要なのか、そんなお話と実際に個性あふれる書の作品を皆さんに書いて頂こうと思っています。書道を選択しなかった生徒の皆さんも一緒に書いて見ましょう。
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