◆◆ ようこそ先輩 ◆◆
日時:平成17年5月27日(金)  場所:藤島高等学校

荒井 理夫  (7組  福井県在住)

勤務先:池端病院 外科
 
演 題:「町医者のつぶやき  〜私の経験談〜」

■講演抄録

医師の仕事というと皆さんの中には漫画のブラックジャックのような超人的な活躍をする外科医の姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし賢明な藤島高校生の多くは、そんなものはあくまでお話の世界のことでTVの白い巨塔でえがかれている事のほうが実情に近いと感じているのではと思います。
私の高校時代は本と漫画にあけくれた夢見がちな生活をおくっており、しかも賢明でなかったため外科医に強く憧れをいだいておりました。もちろん医学を志したのはそれだけが理由ではありませんが、医学部を卒業後は外科を志望し、現在は田舎の個人病院で勤務医として 地域医療に従事しています。この間に経験したことを在校生の方々に語り、少しでも何か伝えることができればと考えております。

■講演感想

今回、“ようこそ先輩”の講義を引き受けた際は、軽い気持ちで引き受けてしまいましたが、期日が近づくにつれて、後悔の気持ちで一杯でした。
講義の直前は緊張がピークに達していましたが、講義中は学生さんに熱心に聞いていただき、汗は目一杯かきましたが、達成感、満足感を得ることができました。
人を教えるのは難しいということを身にしみて知りましたが、この素晴らしい機会を与えてくれた明新会及びようこそ先輩部会の方々に深く感謝いたします。


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