◆◆ ようこそ先輩 ◆◆
日時:平成17年5月27日(金)  場所:藤島高等学校

中島 尚子  (7組  大阪府在住)

勤務先:厚生労働省 関西空港検疫所 医師
 
演 題:「米国から見つめ続けた日本、
そして今、玄関口空港で」

■講演抄録

卒業後、最初の6年は、東京の大学病院で麻酔科医として臨床経験を積んだ。6年後、指導医資格も収得し、研究もやりたいと思っていた矢先でタイミングもよく、留学する夫について渡米した。最初は数年で帰国する予定が、夫の仕事が進みグリーンカードもとれたので本格的に医学研究をするため米国に残る事を決意した。分子生物学をとりいれた研究のできる研究室に移り、デトロイトのウェイン州立大学からインディアナ大学へと移った。
 13年後、日本へ帰国する事を決意し、新しく仕事を探した。患者と一対一の医療ではなく広く役に立つ仕事を探し、また海外経験を生かせる事もあり、昨年4月に日本へ帰国、厚生労働省に入省して関西空港で検疫医官としての仕事を始めた。
 これまで臨床医、研究医、行政医官と職業を替わってきた。一昔は終身雇用が当たり前の時代だったが、前の仕事の経験を広く生かして新たな仕事をはじめるのも一つの生き方ではないかと思う。

■講演感想

高校生が何に興味をもっているかわからず困りました。
私の話の中心はさまざまな経験を次の仕事に生かし、より楽しく充実した人生を送るための一つの提案でもありました。
話の内容は将来海外に住むかもしれない人のために、海外生活に役立つ知識(特に米国)や心がまえなどと、現在勤めている検疫所の仕事内容うぃ中心に行いました。
高校生の皆様が、ある人はメモをとって熱心に聞いてくれているのに感激しました。


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