◆◆ ようこそ先輩 ◆◆
日時:平成17年5月27日(金)  場所:藤島高等学校

脇坂 昭弘  (9組  茨城県在住)

勤務先:(独立行政法人)産業技術総合研究所
 主任研究員
 
演 題:「サイエンスの原点:芸術家岡本太郎に学ぶ」

■講演抄録

私は今から27年前、高校の模擬試験や実力試験で思うような成績が出せず、大学受験も一浪し、大きな不安を感じていた。それが研究者という道を選んだことで、少しずつ自信を取り戻していったように思う。
研究者にとって最も重要なことは独創性ということ。既に確立した法則に挑む勇気、未知なるものを明らかにする情熱、このような観点から、サイエンスと芸術は大きくオーバーラップしている。研究には、自ら問題を発掘し、それをどのように解くかという独創性が必要だ。与えられた問題を解くのとは全く別の能力で、受験勉強で劣勢の諸君こそ、その能力に富んでいるかもしれない。
授業では、私の研究「液体のミクロな構造の解明」に関するデモンストレーションを見ていただきたい。新たな液体のサイエンスを感じていただけたら嬉しい。生体内のDNAの複製メカニズムの解明、環境中のVOCの削減など、液体のサイエンスに対する期待は大きい。

■講演感想

研究者の使命として成果を社会に普及することがあります。高校生にわかりやすく研究説明をすることには労力を要しましたが、同時に大変勉強になりました。
ようこそ先輩に参加できて、本当によかったと思います。将来、研究者をめざしたいという生徒が出てくれたらうれしいです。


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